1992年7月12日(日)

国民年金中央会館
こまばエミナース大ホール


指揮 田中明
ピアノ 浅海由紀子 田中千香子 渡辺郁子
 
プログラム

1. 帝京大学混声合唱部コーラル・ソサエティ
グレゴリオ聖歌よりミサ曲第3番

Kyrie
Gloria
Sanctus
Agnus Dei


2. めじろ台フラウエンコール
MISSA BREVIS in D

曲/E.B.Britten

Kyrie
Gloria
Sanctus
Benedictus
Agnus Dei

Sop.Solo/大島昌子 Alt.Solo/金光和恵


3. ユースホステル合唱団
MISSA BREVIS in C K.259

曲/W.A.Mozart

Kyrie
Gloria
Credo
Sanctus
Benedictus
Agnus Dei
Dona nobis

Sop.Solo/福成紀美子 Alt.Solo/北爪和代
Ten.Solo/鹿内芳仁 Bas.Solo/杉坂克彦


4. のばら会
めざめた薔薇

詩/塔和子 曲/柳川直則

めざめた薔薇
憧憬
白いバラ


5. コーロ・ヴェルデ
五つの願い

詩/谷川俊太郎 曲/三善晃

春だから
子どもは………
願い─少女のプラカード
若さのイメージ
空に小鳥がいなくなった日


6. 和光大学混声合唱団
West Side Story
より
曲/L.Bernstein

Tonight
I Feel Pretty
One Hand, One Heart
Maria
America


7. ぶどうの会合唱団
地蔵礼讃

詩/鈴木憲夫 曲/鈴木憲夫

序章
風の章
地蔵の章
終章

Sop.Solo/福成紀美子 Bar.Solo/高井治

演奏会に寄せて

 今回の演奏会は全部で七ステージ、合唱団とピアニストは入れ替わりますが、私
だけは……出ずっぱり。聴き続けるのも大変だと思うのですが、私にとっても初体
験、はたして最後まで緊張感を維持できるのか、ふと不安に思ったりもしています。
普段から音楽をつくることは肉体労働と皆に言い続けては来ましたが、今回そのこ
との意味を、身をもって体験することになりそうです。しかも演奏中は心を空しく
して肉体だけが機能すれば良い、と言う訳ではありません。熱い魂と冷静な判断力
とを持ち、肉体と精神の調和を保ち続けなければ良い演奏はできないのです。七ス
テージの間その状態を保つことを考えると、気が遠くなりそうです。
 ところがこの大変な演奏会を企画したのが誰かと言うと、これがまたかく言う私
なのです。大変だ大変だと口では言いながら、心の中ではその大変さを密かに楽し
んでいるのです。聴きに来て下さる方には申し訳ありませんが、何と言っても、普
段の演奏会の二回分が一日で出来てしまうのですから。楽しみもまたいつもの二倍
と言うわけです。
 私のわがままに付き合ってくれる合唱団とスタッフに支えられて、この演奏会で
一番楽しい思いをするのは、実は私ということになりそうです。演奏中の高揚感が
高ければ高いほどその後に襲ってくる喪失感もまた激しいこともわかっているので
すが、演奏しないではいられないのが音楽家の性。とにかく今は演奏会に備えて体
力づくり、体操でもしにいってきましょう………!
田中 明


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