2000年9月24日(日)
府中の森芸術劇場 ウィーンホール
指揮 田中明
ピアノ 田中千香子／浅海由紀子／田村ルリ
プログラム
１. あんさんぶるKi 及び 有志
少年少女「女声」のための合唱組曲『みち』
詩/谷川俊太郎 曲/鈴木輝昭
みち １
みち ３
みち ４
みち ６
みち ８
みち １０
みち １１
みち １２
２. 和光大学混声合唱団
『東海道中かけました！』
汽車ぽっぽ
ぽんこつマーチ
走れコータロー
かごにのって
ひょっこりひょうたん島
さんぽ
３. コーロ・ヴェルデ
帝京大学混声合唱部コーラル・ソサエティ
『船乗りの唄』
| A-Roving | 編曲/Roger Wagner | |
| Rolling Home | 編曲/北村協一 | |
| Sailing ' Sailing | 編曲/Roger Wagner | |
| The Sailor and Young Nancy | 編曲/E.J.Moeran | |
| The Drunken Sailor | 編曲/Robin Doverton | |
| Shenandoah | 編曲/Bob Chilkott | |
| Swansea Town | 編曲/G.Holst |
４. ユースホステル合唱団
『わが里程標-マイルストーン-』
詩/片岡輝 曲/平吉毅州
| 疾走 |
| 交差点 |
| 風をとらえることができたなら |
| わが里程標-マイルストーン- |
5. 混声合唱団カンタ・ヴィーノ及び有志
『演歌、旅景色』
岩河智子編曲による委嘱初演
| 北国の春 | 詞/いではく | 曲/遠藤実 | ||
| 函館の女＋北酒場 | 詞/星野哲郎 | 曲/島津伸男 | ||
| 詞/なかにし礼 | 曲/中村泰士 | |||
| 長崎は今日も雨だった | 詞/永田貴子 | 曲/彩木雅夫 | ||
| 津軽海峡冬景色＋北の宿から | 詞/阿久悠 | 曲/三木たかし | ||
| 詞/阿久悠 | 曲/小林亜星 | |||
| 川の流れのように | 詞/秋元康 | 曲/見岳章 |
ぶどうの会第８回演奏会によせて
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今回の演奏会のテーマは「旅」です。何かを探しに、何かを忘れに、また何かを
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| 考えに。様々な理由で人は旅に出ます。 |
| かくいう私も何かにつけて旅をしてきました。その中で未知の人と出会い、新し |
| い風景を目にして、慰められ、励まされてきたのです。人は、旅人になれたとき何 |
| かを捨て、何かを得て、新しい自分を再発見することが出来るのだと思うのです。 |
| そのような「旅」の持つ楽しさや、悲しみを合唱の世界で表現してみたい、と言 |
| うこの企画者の思いを、何とか音にしてみようと悪戦苦闘してきました。幸いにも |
| 岩河智子さんという力強い味方の手を借りて、演歌を合唱に編曲する、という無謀 |
| な試みが実現したことで、この演奏会の成功に向けて大きな一歩を踏み出すことが |
| できました。人と旅とのかかわりの不思議な多様さを、一晩の演奏を通して共に味 |
| わっていただければ、今夜の演奏会は大成功と言えるのですが。いつものことなが |
| ら、もっと時間を……！ |
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田中 明
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ごあいさつ
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本日はお忙しい中ご来場いただきまして、まことにありがとうございます。旅の
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感動をコンサートに、と準備をはじめて３年余、ようやくその日を迎える運びとな
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りました。
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合唱だけではありませんが、ひたむきな歌声を聴いていますと、その清々しさに
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いつか心が浄化されていくように思えることがあります。旅に出て、豊かな自然や
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人々の温もりの中に身を置く時、またはるかな歴史的遺産の前に立ちつくす時の思
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いに通ずるものがあるのではないでしょうか。それは、美しいものとの魂の出合い
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であるのかもしれません。
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今日私達は、いっしょに歌う仲間達や、耳と心を澄まして聴いて下さる皆様方と
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共に、作品の世界を旅します。限られた時空の中での合唱のたびですが、果てしな
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く広がる世界が待っていてくれそうな気がいたします。
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最後になりましたが、編曲をお願いした岩河先生始めご協力いただいた多くの方
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々、ご来場の皆様方に厚くお礼申し上げます。どうぞ最後までごゆっくりお聴き下
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さい。
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旅 企画一同
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