1990年6月17日(日)

国民年金中央会館
こまばエミナース大ホール


指揮 田中明  ピアノ 田中千香子

プログラム


1. のばら会
抒情三章

曲/萩原英彦

甃の上   詩/三好達治
春宵感懐   詩/中原中也
風に寄せて   詩/立原道造


2. ユースホステル合唱団
ルネッサンス世俗合唱曲集


Mente il cuculo   Gioseppe Caimo
 かっこう  
Adieu sweet amarillis   John Wilbye
 さようなら可愛いアマリリス  
Tanzen und springen   Hans Leo Haβler
 踊って、とび跳ねて  
Audite nova   Orlandus Lassus
 アウディテ・ノーヴァ  


3. 合同演奏(女声)
ぐりまとるりだ

詩/草野心平 曲/平野淳一

プロローグ
月夜
ぐりまの死


4. コーロ・ヴェルデ
クリスマスのための四つのモテット

曲/Francis Poulenc

O magnum mysterium
Quem vidistis pastores dicite
Videntes stellam
Hodie Christus natus est


5. めじろ台フラウエンコール
三つの抒情

曲/三善晃

或る風に寄せて   詩/立原道造
北の海   詩/中原中也
ふるさとの夜に寄す   詩/立原道造


6. 合同演奏(混声)
風に寄せて

詩/立原道造 曲/尾形敏幸

その1
その2
その5

ごあいさつ

 いよいよ「ぶどうの会」の開演です。今回で三回目の演奏会をむかえることになりました。
学生、主婦、社会人、生活の場も立場もまちまちな、百人からの人々が一堂に集まって開く演
奏会です。一つの合唱団が演奏会を開くのとは、ちょっと違った苦労と楽しみがあるのです。
実際一都五県から集まってきていますし練習の時間もばらばらです。まとめ役の皆さんの苦労
はおして知るべしです。しかし人数の制約等で、普段歌うことの出来ない曲を演奏できること
や、合唱団どうしの交流等、苦労のしがいは十分にあるのです。また多人数で歌う楽しさもい
つもは味わえないものです。
 なにはともあれ今日は演奏会です。まず良い演奏をしなくてはいけません。六ステージもの
大変長い演奏会を最後まで楽しく聴いていただかなくてはなりません。それぞれの合唱団にと
っては、単独の演奏会とは違い、たった一ステージが勝負です。失敗しても次のステージで取
り返すことは出来ません。それだけに、それぞれの合唱団がその短い時間に、個性を十分に発
揮して、精一杯の演奏をすることができれば、変化のある楽しい演奏会をきていただけること
と思います。
田中 明


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